生後3ヶ月前とは思えない咀嚼(そしゃく)力でバリバリ牧草を食べる将来有望な子牛です。
seizi
昨年から始まりました、JAL国際線での国産チーズサービス。
今年も第3弾として3月1日からスタートいたしました。
共働学舎からは昨年同様にファーストクラスにて“さくら”を提供していただいております。
JAL国際線ファーストクラスご利用の際には、『空飛ぶチーズ』をお楽しみくださいませ!
対象路線などの詳細は、JALホームページ、プレスリリースをご覧ください。
http://press.jal.co.jp/ja/release/201302/002421.html
hi^-^de
2月21日、22日で行われました
『第20回北海道加工食品コンクール』
に、昨年より開発をしておりました新商品【ヤチヤナギ(熟成タイプ)】がお陰さまで最優秀賞にあたる『北海道知事賞』を受賞することが出来ました。
“ヤチヤナギ”とはいわゆる「柳」とは違い、北緯の北の方に自生する小低木のハーブで、葉にはキシリトール成分が含まれ、すっきりとした風味が感じられます。
また、実の部分はビールの醸造に使われるホップに似ていて、現在でも北欧ではヤチヤナギの実を使用してビールを醸造するそうです。
このヤチヤナギを使用するきっかけとなったのは共働学舎に隣接をする『道立林業試験場』からの依頼でした。
ヤチヤナギは北海道にも多く自生をしていたそうですが 、現在は絶滅に瀕しており、なんとか加工食品として使用することにより、ヤチヤナギを栽培をして、復活を出来ないだろうかとのご相談をいただきました。
ヤチヤナギの栽培から、加工に至るまで失敗を繰り返しながら、多くの方のご尽力を賜りようやく出来上がったチーズです。
口に含んだ一口目は、キシリトール成分から来る“スーッ”とした風味を感じられ、チーズが口から無くなった頃に訪れるアフターにほんのりとほろ苦味が広がる、とても清涼感のあるチーズとなりました。
この、“ヤチヤナギ”の販売は、6月以降夏季限定販売として今後商品ラインナップとして加えていく予定です。
どうぞ皆さま、正式販売までもう少々お待ちくださいませ!
2013年2月25日(月) 19:00~19:54
HBC北海道文化放送
番組名:北のフード熱血応援団 ケッパレ!ごはん
ぐっさんこと山口智充さんと渡辺陽子さんが共働学舎にご来舎され、チーズ造り体験やラクレットをお召し上がりいただいています。
どうぞお楽しみに!
hi^-^de
さて、昨日に引き続いて「桜の葉」のお話。
昨秋、展示会で三島まで行く機会があり、その際に西伊豆・松崎町にある桜の葉の生産者さままで訪ねたのですが、着いて早々に
「やっぱり畑がみたいでしょ」
と言われました。もちろん見たい!でも、桜の葉の畑って?そもそも桜って“木”でしょ?
と、疑問を抱きつつ、車の助手席に乗せられて山道を疾走。
途中小さな建物が見えるとそこで止まり
「お~い!ばぁ~ちゃん!」
と、声をかけると足腰丈夫そうなお婆ちゃんが現れた。
「桜の葉の畑を管理してくれているお婆ちゃんだよ」
と、ご紹介くださいりました。
そして車に同乗し、さらに急な坂道を登る事約5分、ようやくその畑に着きました・・・!ん?
私はてっきり、桜の木が植わっている姿を想像していました。
しかしそこには細い枝があちこちに、にょきにょきと生え、その先には確かに桜の葉が生えていました!
確かにこれは「桜の葉の畑」に間違いありません!
お婆ちゃんの話ですと、
「40年ほど前までは、木に登って葉っぱを取っていたけれども、ある日伐採された桜の切り株から、枝が生え、その枝に葉っぱが生えているのを発見して、それ以来はずっとこの育て方だよ」
とのこと。確かに、花も実もつける必要ないので葉を取るには背も低くとても効率的。
さらに葉を手にとって話を続けてくれました。
「食用にする桜の葉は大島桜を使うんだよ。大島桜は葉の裏に毛が少なくて他に比べると柔らかい。」
のだそうだ。
「でもこの畑の大島桜はほとんどが交配種。桜餅に合わせて小さめの葉っぱが好まれるから、小さい葉っぱに改良されたもの。大島桜そのものの葉っぱはとっても大きくてね。」
さらに続く・・・、
「お兄さん、匂い嗅いでごらん。何にも臭わないだろ。桜の葉っぱは塩漬けにされるて初めて“クマリン”と呼ばれる成分が抽出されて、あの独特の香りになるんだよ」
なるほど!確かに桜並木を歩いても、あの桜の香りはした事ありませんね!まだまだ知らない事はたくさんあります。
「爺様と二人でこの畑もやってるけど、後何年できる事やら・・・」
と、饒舌に話をしていましたが、ぽつりと本音が。こんなところにまで後継問題がありました。
畑を下り、先ほどの 建物の前に着くとその爺様が待っていました。
ん?肩から何かぶら下げている?
「爺様の本業は兵隊さんだよ!ハッハッハ」
なんと肩からぶら下げていたのは鉄砲でした。
もちろん、兵隊さんと言うのは冗談で、普段は猟師もされているそうです。
連れて行かれるとそこには撃ったばかりで川で血抜きをしている猪の姿が!!
「こいつはまだ小さい子供だよ!」
と爺様!こんなに大きいのに・・・!
「こいつら、最近は餌が少ないから、さっきの桜の葉の畑まで荒らすんだよ!たまったもんじゃない!だからこうやって喰っちまうんだ!ハッハッハ!」
と、豪快に笑うお婆ちゃんですが、その陰には環境問題も見え隠れしていますね。
「さくら」 と言う、90gの小さなチーズに使われている、たった一枚の葉っぱ。
そんな中にもさまざまな物語、そして社会問題まで抱えているとは、現地を訪ねるまで私自身も考えても見ませんでした。
チーズと言う小さな中に、共働学舎だけでなく色んな方の様々な思いや物語がまだまだ詰め込まれています。
お召し上がりになる機会がありましたら、ちょっとそんな事を思い出してみてくれますと、また一味違った楽しみができるかもしれませんね。
hi^-^de
前回の日記で「桜の葉」について少し触れましたので今回はもう少々踏み込んだお話。
「桜の葉」は桜餅など春の和菓子には欠かせない存在で、最近は「桜スイーツ」の人気もあり非常に需要も増えているそうです。
その「桜の葉」の生産地をご存知ですか?
「桜の葉」はその99%近くを、静岡県西伊豆にある松崎町という小さな町で生産されています。
松崎町と聞いて、十勝に造詣が深い方でしたらピンと来るかもしれません。
この西伊豆松崎町は、帯広を中心とする十勝地方を開拓した依田勉三の出身地なのです。
そう、この十勝にある共働学舎が“さくら” を作った事はもしかすると運命的な出会いだったのでは!などと感じでしまいます。
それは昨年の初夏の事。静岡のとある企業の理事長さまが共働学舎を訪問された時の事でした。
理事長さまのお客様から「チーズが買いたい」とリクエストがありお立ち寄りいただいたそうですが、たまたま立ち寄ったこの共働学舎で、西伊豆産の桜の葉を使っていることに非常に関心をお持ちくださりました。
ちょうどその頃我々も“みょうばん”を使用している桜の葉に 苦労している時で(詳しくは前回の日記をお読みください)、そのことをご相談すると「それでしたら、無添加で最高の“桜の葉”の生産者をご紹介しますよ」と一軒の桜の葉生産者様をご紹介くださいました。
その生産者さんでは昔ながらの大きな木桶を使用し、塩だけで桜の葉を漬けている、まさに“こだわりの逸品”で、老舗和菓子屋さんからの引き合いも多いとか。
昨年秋に、いただいたサンプルで試作をしてみると、それまでとまるで違う、口に含むと桜の香りがふわりと広がる、優しい味わいのチーズに仕上がりました。
次回は、さらに『桜の葉の畑』に行ってきた時の模様をお伝えします。
通常、桜は“木”ですよね?『桜の葉の畑』って想像つきますか?
hi^-^de
先月、16日より販売を開始しました「さくら」。
すでにたくさんのご注文をいただいており、お楽しみいただけた方も多いかと思います。
そのさくらの熟成タイプ「さくらのアフィネ」も間もなく販売開始いたします。
さくらをチーズ職人の管理の元、約1カ月ほど熟成したさくらのアフィネは、 酸味も穏やかになり、滑らかな舌触りで、さくらとは一味違った風合いのチーズに仕上がっています。
昨年は、さくらと同様にチーズの上に桜のお花を乗せていましたが、今年の さくらのアフィネは、は桜の葉で巻いています。
これにはちょっと秘密があります。
通常、桜の葉の塩漬けは、色味をよくするために“みょうばん”を使用しています。
この“みょうばん”を使用したものをそのまま使うとチーズにも色が移ってしまい、よく洗わないと使用できませんでした。
しかし、今年の製造からはこの“みょうばん”を使用しない『無添加』の桜の葉の生産者さんをご紹介いただき、使うようになりました。
それにより、綺麗に洗わなくても使えるようになったので、良い香りが残っているのはもちろん、葉を食べた時の食感、食味もとても良いものになりました。
昨年秋にはこの『無添加』の桜の葉の生産者さんも訪問してきましたので、次回はその模様をご紹介させていただきます。
hi^-^de
昨日は道内大荒れの天候で、新得もかなりの積雪量の雪が降りました。
一夜明けて、今日の新得町は透き通るような青空で、暖かいくらいです。
普段は静かな早朝の街も、今日は皆朝から雪かきで少し活気づいていたようです。
hi^-^de
マルコとサリーが気持ちよさそうにひなたぼっこ・・・
十勝の冬は天気がよいのが特徴
真っ白な雪原にスカイブルーの空
真冬のこんなお天気の日は最高に気分が良いのです
マルコお姉さんと妹のサリー(どっちがどっちかわかるかな?)
二頭とも気立ての良い女の子です
m.